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Date: Sat, 10 May 97
From: I_Misawa!msn.com
To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp
Reply-To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp
Subject: [sinseiji 333] RE: 初めまして、

鈴木俊雄様
三沢と申します。ホームページ拝見しました。立場、政策の違いこそあれ、ネットワーク社会で、歴史に働きかけようとする、新しい人に出会えて嬉しく思います。個人の意志が世界や歴史に影響を与える可能性が、インターネットにより高まっています。情報の交流を通してさらに説得力のある政策を作っていきましょう。

Isao Misawa 1-13-12 Ikarasi higashi Niigata 950-21 Japan
E-Mail I_Misawa!msn.com
penpals!fukashi.com
misawa!mail.jca.ax.apc.org
i_misawa!mxr.meshnet.or.jp
i-misawa!mars.dtinet.or.jp
py4i-msw!asahi-net.or.jp
URL http://www.fukashi.com/

返信

5月12日

三沢様
メールをありがとうございました。貴ホームページはまだよくわかりませんが、これから少しずつ勉強させて頂きます。
鈴木俊雄

*************************************
世界政府を樹立するための研究所
タイトル: 世界政府研究所
URL: http://www.justnet.or.jp/home/toshio-suzuki/
e-メール: toshio-suzuki!jsn.justnet.or.jp


Date: Mon, 12 May 1997
From: TOSHIO SUZUKI
To: naoto!root.or.jp
Subject: 世界政府研究所から

拝啓

 緑の豊かな季節になりました。さて、このたび世界政府の樹立をテーマとしたホームページを開設いたしまたのでお知らせ致したく思います。
タイトルは、「世界政府研究所」
URLは http://www.justnet.or.jp/home/toshio-suzuki/jwelcome.htm
e-メールは toshio-suzukijsn.justnet.or.jp
です。世界政府を樹立するための基本的な考えは鈴木俊雄「世界政府のための国際政党」に示されています。それは、1国に本部政党を、各国に支部政党を持った国際政党を作るもので、その基本的な政策は各国の人口に比例した代表者を選挙で直接選び、世界議会に送ることです。世界のこれからの政治のあり方を提案するものです。よろしかったら、アクセスして頂きたいと思います。
                                                                   
敬具

1997年5月12日
鈴木俊雄
〒270千葉県松戸市金杉1-158

返信

Date: Thu, 15 May 1997
From: NAOTO!root.or.jp
Organization:衆議院議員菅直人事務所
To: toshio-suzuki!jsn.justnet.or.jp
Subject: Re: 世界政府研究所から

鈴木 殿

 この度はメールありがとうございました。ホームページ拝見させていただきました。世界政府というのは国連を更に進歩させたものを想像すればよろしいのでしょうか?今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
菅直人事務所  宮川 伸


Date: Sat, 10 May 1997
From: TOSHIO SUZUKI
To: JBH01506!niftyserve.or.jp  (世界連邦建設同盟)
Subject: ホームページ開設のお知らせ

拝啓

 緑の豊かな季節になりました。さて、このたび世界政府の樹立をテーマとしたホームページを開設いたしまたのでお知らせ致したく思います。
タイトルは、「世界政府研究所」
URLは http://www.justnet.or.jp/home/toshio-suzuki/jwelcome.htm
e-メールは toshio-suzuki!jsn.justnet.or.jp
です。世界政府を樹立するための基本的な考えは鈴木俊雄「世界政府のための国際政党」に示されています。それは、1国に本部政党を、各国に支部政党を持った国際政党を作るもので、その基本的な政策は各国の人口に比例した代表者を選挙で直接選び、世界議会に送ることです。世界のこれからの政治のあり方を提案するものです。よろしかったら、アクセスして頂きたいと思います。
                                                                   

敬具

1997年5月10日
鈴木俊雄
〒270千葉県松戸市金杉1-158

返信

Date: Thu, 15 May 1997
From: JBH01506!niftyserve.or.jp
Subject: RE: ホームページ開設のお知らせ
To: toshio-suzuki!jsn.justnet.or.jp
鈴木俊雄さま
お世話になっています、世界連邦建設同盟の栗橋です。ホームページ開設のお知らせありがとうございます。世界連邦建設同盟のホームページも本日全面的に改定しました。以前よりはいくらか良くなったと思います。早速、鈴木様のホームページをリンクさせていただきました。シカゴ憲法案をホームページに掲載する件ですが、鈴木さんを含めて3人にお願いしたのですが、先日そのうちお一人から残念ながら作業ができないと断られてしまいました。私がやろうと思いますが少々時間が掛かると思います....6月7日に横浜でセミナー(時間:1時半〜4時、場所:かながわ県民活動サポートセンター)を行います、詳しくは世界連邦のホームページをご覧下さい。もし宜しければ是非いらっしてください。
それでは今後とも宜しくお願いします。


Date: Wed, 14 May 1997
From: KRJ31629!biglobe.ne.jp 「新議会制度
To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp, nettalk!www.docan.co.jp
Reply-To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp
Subject: [sinseiji 338] suzuki san sekai seifu kousou      mine

鈴木さん 世界政府構想について      ミネ
資源、人口、環境の各問題解決の為には全地球的な取り組みなしには解決は難しい事は明らかです

この為に国連が存在し多方面で活動がなされています。これをさらに前進させる構想のようですが、少しばかりご説明をお願い致します

1。国連が存在しているにもかかわらず世界政府でなければならないという具体的な理由はなんでしょうか

2。国連そのものを発展的に解消して世界政府を成立させる構想でしょうか

3。世界政府を実現させた場合の日本国民のメリットとデメリットはどんなものでしょうか

4。世界政府の議員へは石油資本、ゼネコン資本、金融資本等が癒着して政策を曲げ、環境や人民の利益を損なう可能性があります。そうした不条理を嫌う人は議員を信託せず、自ら議決に参加したい人も出てくるでしょう。このような一票は、日本代表が選出された時、彼の得た票数に達すれば世界政府の議案議決に一票として加算するという直接間接併存の参加制度というものが考えられますが、これについてどのように考えられますか

5。世界の国々でゴミ処理の問題が起きています。世界政府推進構想には資源保護ーー消費抑制等管理型社会への憧憬という  ような、何らかのセクトが含まれているのでしょうか    

以上5つのことについてお教え頂ければ有り難いのですが

返信

5月16日

ミネさん、質問にお答えします。    鈴木

先ず、論文の主要な部分の抜粋を最後に付けておきますので、参考にして下さい。

質問 1 これについては、論文の抜粋にも少し書いてありますが、民主主義のあり方は、自分たちの代表者を直接、選挙で選ぶことです。選挙で直接、代表者を選び、世界議会に送れば、その決議は当然自分たちの選んだ人たちの決議だから支持を得、最終的には戦争も無くなると言うものです。現在の国連は、アメリカが拒否権を行使して、事務総長を選べる様な状態なので支持を得られずそれが結局、戦争をなくすに至らない理由であると思います。

質問 2 世界政府に至る道は基本的に二つあります。一つは国連を改善して世界政府に発展させるものです。もう一つは、国連体制の外で世界政府を作ろうとするものです。私の考えは、アメリカは国連では支配的だが、真に民主的な世界政府では支配的ではあり得ないので世界政府を作ろうとはしないから、後者の道つまり国連体制の外で世界政府を樹立しようとするものです。

質問 3 一般に、世界全体のメリットとして次のことが考えられます。第一に戦争がなくなるまたは減る。第二に軍事費の節約ができる。第三に世界中央銀行が世界統一貨幣を発行するので為替レートの変動がなくなる。デメリットは、出て来ると思いますが、インターネット上にある幾つかのサイトでも、デメリットは深刻な問題として考えられていません。日本だけについてのメリット、デメリットは特に考えていません。

質問 4 これは、公式の選挙で当選した人と同じ投票数を民間で選挙をして得れば、1票の議決権になると言うものでしょうか?もう、少し勉強してからお答えします。

質問 5 現在の構想は、論文にもあるとおり、欧州議会のような諮問会議つまり議決権の無い世界議会を作ろうとするものです。それは、他の文献でもすでに提案されています。そのプロセスを提案したのがこの論文です。ゴミ処理問題についてはまだ及ばない段階です。

 世界政府に関するサイトは世界にいくつもあります。私のサイトの「関連サイト」のページにも幾つかリンクが載っています。日本にも関連団体があります。私のサイトの「ニュース」のページにも載っていますが、6月7日に横浜駅の近くでセミナーがあります。
 私の方もリンカーンクラブとか、直接間接併存の参加制度についても理解を深めていきたいと思います。

***以下、論文の抜粋***

世界政府のための国際政党(抜粋)


T はじめに

 この論文は、世界政府の樹立のプロセスを提案するものである。そのほかの課題、例えば、世界政府の必要性、構造、利益などは別の論文で考察するために除外されている。ここで提案されるプロセスは、その主な政策が世界政府のための選挙を行うことである国際政党を樹立するものである。

W 世界政府を樹立し、維持する力

 我々は、いくつかの世界政府についての主な思想を見た。次に、我々は世界政府を樹立し、維持する力を認識すべきである。言うまでもなく、世界政府を樹立し、維持するのには偉大な力が必要である。ソビエト連邦はそれを維持する力を失ったから崩壊した。このように、国家がどんなに強大であろうと、それを維持する力がなければ維持することはできない。
 それでは、どんな力が世界政府を樹立し、維持できるのであろうか。著者の見解は、以下の如くである。それは、軍事力でもなければ経済力でもない。その力は、物質的でも経済的でもない。それは、精神的なものである。それは、人々の支持である。人々の支持のみが世界政府を樹立し、維持できる。多くの歴史的な変化がこれを示している。根本的に、人々の支持により古い権力が倒され、新しい権力が樹立されて来た。この力についての議論は重要であるが、著者はこの考えが正しいと仮定して先に進む。
 それでは、如何にすれば人々の支持を得られるであろうか。著者の見解では、支持は自分達の代表者を直接投票で選ぶシステムに集まる。ここで、著者は人々の最終的な支持を得られるシステムを提案する。それは、2院から成る世界議会である。各院は1,000人のメンバーから成り、そのメンバーは人口に比例して選ばれる。暫定的にそれを「北院」と「南院」と呼ぼう。もし、世界の人口が60億人とすると、メンバーの数は1,000人であるから600万人につき1人のメンバーが選ばれる。それ故、もし中国が12億人を擁しているとすると、中国は200名のメンバーを各院に送ることができる。インドの人口が9億人とすると、インドは150名のメンバーを送ることが出来る。アメリカ合衆国はと言うと、人口が2億6,000万人とすると、メンバーは43名である。日本はと言うと、人口が1億3,000万人とすると、メンバーは22名である。このような配分は、アメリカ合衆国や日本のような国に容易には受け入れられないであろう。しかし、それは最終的には支持されるであろう。

X 世界政府を樹立するプロセス

 我々は、世界政府についての幾つかの思想と、人々の最終的な支持を得られるシステムについての著者の見解を見た。これらについて考察すると、世界政府を樹立する可能なプロセスについての結論は次の如くであると思われる。基本的に、二つの道がある。一つの道は、国際連合のシステムの中でそれを試みる道である。もう一つの道は、国際連合の外でそれを試みる道である。
 前者の道では、WFM (World Federalist Movement)の様な組織が重要な役割を果たすであろう。著者は、それを運営する立場には無いが、WFMの日本支部である世界連邦建設同盟の会員である。WFMの様なNGOと国際連合がそのプロセスを促進するであろう。この道においては、多年にわたって多大な努力が成されてきた。
 後者の道は、人々の支持に基礎をおいた革命と呼べるものである。第一のステップは、世界政府を樹立する事が主要な政策である国際政党を作ることである。各政党は、1国の本部政党と各国の支部政党から成る。ここでは、政党の数は二つと仮定し、暫定的にそれらを「世界党」と「地球党」と呼ぶことにする。二つの政党の共通点は、

 各政党は一つの国に本部政党と各国に支部政党を持つ。主要な政策は、世界議会のメンバーを直接選挙する選挙を行うことである。メンバーの割り当ては、個々の国の人口に比例する。初期の段階では、世界議会は立法権を持たない諮問会議である

 各政党は、世界政府についてのその主要な政策を強調し、選挙を戦う。この様にして、例えば日本において世界党が政権をとれば、選挙のための法律を制定し選挙を行う。選ばれるメンバーの数は、その人口に比例して、22名である。他の国、例えばアメリカ合衆国においては地球党が政権を取るかもしれないが、主要な政策は同じである。選挙を行い、43名のメンバーを選ぶ。個々の国から選ばれた代表者は、たとえ選挙がたった2カ国において行われたとしても、世界議会の一部を構成できる。他の国々は、その人口に応じて選ばれた代表者を送ることによって、後からこの世界議会の一部に加わることができる。この様にして、完全な世界議会のほんの小さな一部から真の世界議会へ発展する事ができる。初期の段階における世界議会は、欧州議会の様に立法権を持たない諮問会議であるべきである。言うまでもなく、初期の段階において立法権を付与する事はあまりにも危険である。例えそれは立法権がなくても、それにふさわしい支持を受けるであろう。なぜならば、メンバーは人々によって直接選ばれたからである。それは、プロセスの適切な段階で、立法権を得るべきである。世界政府の憲法は 、立法権を持った世界議会が設立されてから作成されることが出来る。このプロセスが可能であるか否かの疑問に対する答えは、人々の支持によって与えられるであろう。いかなる、思想も最終的な結論を与えることはできない。
 上に書いた世界政府への二つの道のうちどちらが可能であろうか。あるいは、ほかにより良い道があるだろうか。前者の道については、アメリカ合衆国は支配的である。拒否権を用い国際連合の事務総長を決定でき、国際事情において指導的な役割を演じている。世界政府についての多くの勧告や懇願が国際連合に提出されたのに関わらず、国際連合は世界政府の設立に向かって動かない。これは、アメリカ合衆国がこの方向に動かないからであると思われる。アメリカ合衆国は、真に民主的な世界政府では支配的ではあり得ない。それ故、世界政府への運動を促進しないであろう。著者の見解によれば、もしこの考えが正しく、そしてこの状態が永く続きすぎれば、状況は後者の道を通って動くであろう。つまり、世界は革命へと動くであろう。世界党や地球党の様な国際政党が必要になるであろう。

***以上、論文の抜粋***

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世界政府を樹立するための研究所
タイトル: 世界政府研究所
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返信

Date: Sun, 18 May 1997
From: KRJ31629!biglobe.ne.jp
To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp
Subject: [sinseiji 341] Re 340 鈴木さん ご解説有り難うございます。 ミネ

>質問 2 世界政府に至る道は基本的に二つあります。一つは国連を改善して世界政  
>府に発展させるものです。もう一つは、国連体制の外で世界政府を作ろうとするも
>のです。私の考えは、アメリカは国連では支配的だが、真に民主的な世界政府では支配的で
>はあり得ないので世界政府を作ろうとはしないから、後者の道つまり国連体制の外
>で世界政府を樹立しようとするものです。

 国連体制の外で世界政府を作ったとして、もし先進国が加盟せず、しかも先進国に不利益な事を決議する事はあり得るでしょうか。先進国が受け入れない場合、世界政府の決議はどのように権威づけされるべきでしょうか。何らかの緊張関係が生まれるのでしょうか    

>質問 3 一般に、世界全体のメリットとして次のことが考えられます。第一に戦争
>がなくなるまたは減る。第二に軍事費の節約ができる。第三に世界中央銀行が世界
>統一貨幣を発行するので為替レートの変動がなくなる。デメリットは、出て来ると
>思いますが、
>インターネット上にある幾つかのサイトでも、デメリットは深刻な問題として考え
>られていません。日本だけについてのメリット、デメリットは特に考えていません。    

 先ず世界政府になれば国境の壁はどのようになるのでしょうか。もしも出入りが自由になるのであれば世界的な過疎過密や集団移住という問題が起きかねないと心配しますが世界政府はイランやイラク、リビア、中国等も加入させるのでしょうが彼らは地方自治を理由に軍事力を維持しようとするでしょう。こうした場合にはどう説得し、聞かれない場合にはどういう強制力を考えておられるのでしょうか。経済は緩やかに均質化の方向へ動くでしょうが、そうなれば先進国は富の減少、後進国は富の増加になるのではないでしょうか、ここのところは極めて重要と思いますが、どう分析されておられるのでしょうか。もしそのような傾向に動く事が明らかであれば、世界政府の成立をあらゆる手段で阻止しようとする勢力が台頭する可能性は考えられないでしょうか

>質問 5 現在の構想は、論文にもあるとおり、欧州議会のような諮問会議つまり議決権
>の無い世界議会を作ろうとするものです。それは、他の文献でもすでに提案されています。
>そのプロセスを提案したのがこの論文です。ゴミ処理問題についてはまだ及ばない段階です。
                                   
 議決をしない議会とは正に革新的です、もう少し詳しく解説頂ければと思います>ゴミ処理問題  これは大量生産、大量消費というこれまでの経済の流れを変革する、資源保護ーーー消費抑制等という管理型社会について、何か全く新しい構想を持たれたのでしょうかという事をお尋ねしました

返信

1997年5月21日

 ミネさん、メールを有り難うございました。質問にお答えする前に、私の基本的な考えを要約します。先ず、論文にあるように世界政府を樹立し、維持する力は、人々の支持です。その支持を得るために各国の人口におうじて代表者を直接、選挙で選ぶわけです。具体的には、世界議会の定員を1,000名とすると中国は200人、インドは150人、アメリカは43人、日本は22人です。その代表者を選ぶ選挙を行うために国際政党を作るわけです。その政党は、例えば、日本においてもアメリカにおいても基本的には同じ政策をかかげて、選挙を戦います。政権を取れば、日本は22人、アメリカは43人の代議士を選挙します。その2国で世界議会の一部を作ります。他の国は後から同じようにして、人口に応じて代表者を選び、議会に加われます。その議会は、論文にもあるように初期は議決権のない諮問会議です。議会が軌道に乗れば、適切な時期に議決権を与えます。世界憲法は、議決権を与えられた後に世界議会が作ります。次に質問にお答えします。

 質問 2 について、
この考えが成功するかしないかは、人々の支持を得られるか得られないかにかかっています。支持を得られれば、国際政党は各国で政権を取るでしょう。
 
 質問 3 について
現在は、議決権の無い世界議会を作ろうとしている段階です。議決権がなくとも、各国は選挙で選ばれた人たちの決めたことを、それなりに尊重するでしょう。資産に関しては、議決権がないのだから資産の所有権が奪われる心配ありません。これがうまく行けば、中国のような国の内部にも選挙で代表を選ぼうという動きが出てくるはずです。

 質問 5 について
少しも革新的ではありません。既に、欧州議会があります。1957年のローマ条約では欧州議会に諮問的な役割を認めただけですが、現在ではある程度の立法権が認められています。もちろん、軍隊を動かす権限は各国が握っています。

 ミネさんの主張していらっしゃる、直接議会制は理論としては、すばらしいと思います。将来は、実現されるかも知れません。しかし、問題には解決の優先順位があります。例えば、赤ちゃんがおなかをすかして泣いているからミルクをやろうとしたら、台所から火が出て火事になりそうになったら、先ず火を消さなければなりません。政治にも、解決すべき優先順位があります。国際政治では、世界政府の問題は脇に追いやられていますが、これからは注目を集めてくると思います。国内政治では、政治改革を言うなら先ず天皇制の問題を棚上げにしては話になりません。先日の、Japan Times に、憲法改訂に絡んだ世論調査の結果が載っていました。天皇を支持するかどうかの質問には約6%が支持するとの答えでした。これは、たぶん現憲法のように象徴としての天皇ではなく、明治、大正天皇のような国家元首としての天皇のことだと思いますが、そこははっきりしません。それにしても低い数字です。イギリスでは、ご存じのように王室はやがてはなくなるだろうと言う意見が過半数です。日本も、この問題について、せめて世論調査をすべきです。

 新議会制のホームページにこちらから、リンクを張りました。                                         

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世界政府を樹立するための研究所
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返信

Date: Thu, 22 May 1997
From: KRJ31629!biglobe.ne.jp
To: sinseiji!ml.kyoto-inet.or.jp
Subject: [sinseiji 350] Re347 suzukisan sekaiseifu to heizonseiji mine

Re 347 鈴木さん 世界政府について    ミネ                      
>
>> >質問 3 一般に、世界全体のメリットとして次のことが考えられます。第一に戦
>> >がなくなるまたは減る。第二に軍事費の節約ができる。第三に世界中央銀行が世界
>> >統一貨幣を発行するので為替レートの変動がなくなる。デメリットは、出て来ると
> >>思いますが、
> >>イン^ーネット上にある幾つかのサイトでも、デメリットは深刻な問題として考え
> >>られていません。日本だけについてのメリット、デメリットは特に考えていません。
> >>   先ず世界政府になれば国境の壁はどのようになるのでしょうか
> >  もしも出入りが自由になるのであれば世界的な過疎過密や集団移住という問  
> >  題が起きかねないと心配します     
>>     世界政府はイランやイラク、リビア、中国等も加入させるのでしょうが彼ら
>>     は地方自治を理由に軍事力を維持しようとするでしょう。
>>   !こうした場合にはどう説得し、聞かれない場合にはどういう強制力を考えて
> >    おられるのでしょうか
> >>     経済は緩やかに均質化の方向へ動くでしょうが、そうなれば先進国は富の
>>     少、後進国は富の増加になるのではないでしょうか、ここのところは極め
>>     重要と思いますが、どう分析されておられるのでしょうか
> >>     もしそのような傾向に動く事が明らかであれば、世界政府の成立をあらゆ
>>     手段で阻止しようとする勢力が台頭する可能性は考えられないでしょうか   ミネ
>現在は議決権のない世界議会を作ろうといている段階です。
>議決権がなくても各国は選挙で選ばれた人達の決めた事をそれなりに尊重す
> るでしょう      

 それでは現在の国連と似ていると思いますが、そうではなくて世界統一を目指したものなのでしょうか国境という壁をどうするかという基本的な理念も議会が出来てから考えようというものなのでしょうか       ミネ

> ミネさんの主張していらっしゃる、直接議会制は理論としては、すばらしいと思
>います。将来は、実現されるかも知れません。しかし、問題には解決の優先順位が
>あります
>政治にも解決すべき優先順位があります。国内政治では、政治改革を言うなら先ず
>天皇制の問題を棚上げにしては話になりません。先日の、Japan Times に、
>憲法改訂に絡んだ世論調査の結果が載っていました。天皇を支持するか
>どうかの質問には約6%が支持するとの答えでした。これは、たぶん現憲法のように
>象徴としての天皇ではなく、明治、大正天皇のような国家元首としての天皇のことだ
>と思いますが、そこははっきりしません。それにしても低い数字です。イギリスでは、
>ご存じのように王室はやがてはなくなるだろうと言う意見が過半数です。日本も、こ
>の問題について、せめて世論調査をすべきです。

6%というのは権力を持った天皇制に賛成と考える人ではないでしょうか
象徴天皇制賛成派は過半数であったと思います

(さて喜怒さん、HPで覗かれておられますか
今喜怒さんと議論した全く同じ議論が始まろうとしています )
鈴木さん 根本的なご質問を頂きまして誠に有難うございます

解決すべき優先順位についてですが、政治的な多くの問題は必ず
それぞれに主張がなされ賛否が別れます。

その「主張」そのもの「基本的な意思」「何としても譲れない」という「自由
な意思を発露をする権利」というものは極めて大切であって賛否は別れようは
ありません (三沢さん どうかご発言下さい)
天皇制にする、しない。共産制にする、しない。竹島領有は当然、当然ではな
い。沖縄独立を認める、認めない。
「併存政治案」はこの他あらゆる政治的な設問については完全に白紙であるべ
きだと考えます。

それは併存政治案が、国民の政治意識についの基本的な認識として

1  難しい忙しいから誰かに主権を信託する    半数
2  自分は政治にはノータッチ         2−3割
3  政治には関心がある、出来れば直接参政したい  3割程度

そして、「誰の指示、圧力も受けず、自宅で、国会本会議の議決に参加する
」というものですから、もし仮に併存政治が「天皇制には反対する(賛成す
る)というセクトを護持したとすれば「案」の理念は瓦解してしまうでしょう

そして「案」を支持しようとする方の多くは失望して去られてしまいます。
呉越同舟唯一「政治意識の高い人に参政ルートを設けよ」のみがあるのです

ですから(仮称)併存党は食や寝と同様、いやそれ以上に重大重要な「自由
な意思の表現」という根本的にどうしようもない権利についてのみが唯一の
「優先順位」であって二番目は本来ありません

(もし党として議会に代表を送った場合も、国民の7割程度が賛成という政治
的課題にのみ「賛成」という意思を表示するのみで、賛否が伯仲する法案は
議員数とアンケート割合をスライドして賛否議決参加して頂くしかありませ
ん、党是なしというのが党是というべきでしょうか)

勿論天皇制についても理論的にも意識的にも関知しません。デモクラシーの
理想「併存政治」では、ノータッチの人々の主権も勿論否定しているものでは
ありません。

どうかROM専の方々もここは極めて重要な議論ですから、ご遠慮なくお入り
下さい、喜怒さん、ご発言がありましたらメールを頂ければここへ転載します
が、(賛否の各論についてはこのMLの趣旨ではありませんし宗教議論と同じ
で際限がありませんのでお許し下さい)                                       

返信

 上の質問について、

 国連は、各国政府の派遣した使者が出席していて、選挙で選ばれた人が出席
しているのではありません。投票権は、中国も1票、人口数百万人の国も1票
です。しかも、一部の国が拒否権を持っています。世界政府を作る過渡期とし
て、立法権(議決権と言うより、立法権と言った方が適切ですね。)のない欧
州議会のような世界議会を作ろうという訳です。だから、各国は独立国のまま
ですから、国境問題はありません。欧州議会のようにうまく行けば、次は議会
に立法権を与えて世界憲法を作るわけです。そうなると、大統領も必要になっ
てきます。最終目標は、世界統一です。
 私としては、20年以内に日本、アメリカ、ロシア、韓国、台湾、フィリピ
ンなどの国で欧州議会のように選挙で直接、代表を選び、世界議会の前身とな
る議会ができればと思っています。少なくとも、具体的な動きが出てくれば一
応成功ですね。
 併存制に関しては、ミネさんは天皇制には無関係でやると言うことのようで
すね。私は、個人的には、将来天皇制はなくなるだろうと思っていますが、天
皇制の廃止を最優先にすべきだと言うのではありません。ただ、日本の政治を
考えるのなら、内閣の支持率の調査をするように天皇についても支持率の調査
をして、過半数に支持されているのならそれはそれで良いとして、過半数の人
が支持しないのなら、廃止の方向へ持って行くのが本当に政治改革を考えると
言うことだと思います。時代にそぐわないものは、伝統があっても捨てなけれ
ばなりません。ただ、天皇問題を棚上げでも、他の議論(併存制など)をする
のは、しないよりも良いことです。

 1995年5月23日 鈴木

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