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【14】 民族の善と悪 ・・・ イラク派兵に思う
 鈴木 E-MAIL  - 03/12/15(月) 23:47 -

引用なし
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     20年後の予測の一環として以下の記事を書きます。現在から20年後なので、2023年までの予測です。

                                              鈴木

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                    民族の善と悪 ・・・ イラク派兵に思う

  近日のイラク派兵問題について、民族の伝統的な善と悪を考える視点から、私見を書かせていただきます。ここでは、民族は白人特にアングロサクソン民族と日本人を取り上げます。この二つの民族に限らず、世界のそれぞれの民族は固有の善と悪を持っていると考えられます。
  白人の善とはなんでしょうか。やはり、科学の発達に貢献し民主主義を、世界の一部でとは言え、確立したことではないでしょうか。近世におけるこれらの科学や政治での白人の貢献がなければ、世界はいまだに産業革命以前の状態だったと思われます。一方、白人の悪とはなんでしょうか。それは、自分の利益のために他人を情け容赦なく搾取する冷酷さだと思います。白人の悪はたとえば、奴隷狩りが上げられます。たくさんの奴隷をアフリカで捕らえて、南北アメリカなどに送ってムチで否応なく従わせ、死ぬまで酷使しました。これは、過去の歴史ですが、その精神は今でも変わりません。今、問題になっているアメリカとイギリスによるイラクの占領は、その基本的な精神は搾取です。かれらは、イラクの世界第二位の埋蔵量をもつ石油が目的です。一言で言えば、白人の善は「神の善」であり、白人の悪は「悪魔の悪」とも言えます。
  では、日本人の善と悪とはなんでしょうか。善は、世界のより優れたものをいち早く取り入れ多くの車や電気製品のような製品を安く作る技術を開発し、製品を世界に供給していることと言えると思います。では、悪とはなんでしょうか。それは、目先の利益にとらわれて長期的な世界全体の利益を考えないことだと思います。その典型的な出来事として満州事変が上げられます。1931年満州事変を起こし満州を占領しましたが、中国はこれに対して国際連盟(以下、連盟)に提訴しました。一方国内では、1932年に五・一五事件で犬養毅首相が殺害されました。連盟は、中国の提訴にもとづきリットン調査団を満州に派遣し、連盟は調査団の報告をもとに、賛成42:反対1(日本):棄権1で、日本の満州からの撤退などを勧告した勧告案を可決しました。しかし、1933年、日本は連盟を脱退しました。また、1937年に日独伊防共協定、1940年に日独伊三国軍事同盟などの協定を結びました。もし、日本が連盟の勧告案に従い連盟を脱退せずにドイツやイタリヤと協定をむすばなければ、ドイツとイタリヤだけでは大規模な戦争は起こせなかったと考えられます。確かに満州を手放すことは日本にとってそのときは大きな損失だったでしょう。しかし、それが、結局はその後の戦争で、空襲で都市を焼け野原にされ、原爆を落とされるという膨大な損失をもたらすことになりました。これは、現代のイラク問題についても言えます。アメリカとイギリスは国連の決議なしにイラクを攻撃し占領しました。日本は、軍隊は後方支援のみでしたがアメリカを支持しました。もし、日本がドイツやフランスのように戦争に反対していたら、アメリカとイギリスは開戦したでしょうか。ひとつの意見として、「アングロサクソンと組めば、ババを引かない。」という意見があります。果たして、そうでしょうか。日本は、朝鮮や満州を侵略し、目先の利益のために連盟を脱退しました。今でも多くの朝鮮人や中国人が戦争中の日本人の行為を憎んでいます。イラクについて考えれば、日本がアメリカを支持するのは大義のためではなく、目先の利益のためです。つまり、アメリカに逆らえばいろいろな制裁を受けて日本の経済に不利になるわけです。しかし、日本が大義のないアメリカを支持すればするほど、やがてイスラム諸国の信頼を失い憎まれることになるでしょう。そして、結局は長期的には利益よりも損失のほうが大きくなることはあり得ることです。それは、満州事変以来の歴史の繰り返しです。連盟の脱退と、イラク攻撃において米国を支持したことは、どちらも目先の利益のために連盟や国連を無視したと言う点で共通しています。その精神は今も変わっていないと言わざるを得ません。なお、ここで利益というのはもちろん経済的な利益だけではなく、信頼を得ることや友好な関係を得ることも含めています。今後、イラク派兵の利益と損失はどうなるかを、満州事変と連盟の脱退の結果と比較しながら、見守って行く必要があると思います。
  それでは、日本人の善と悪はなんと言えるでしょうか。それは、「働き者の善」と「野蛮人の悪」と言えるでしょう。国家の政策を考えるときは、現状を正確に分析し、長期的なビジョンを持つべきです。満州事変において、連盟脱退が唯一の道ではありませんでした。イラク派兵も唯一の道ではありません。目先の利益にとらわれて、長期的なビジョンを失い、連盟を脱退したり国連を無視したりするのは野蛮人の悪です。そしてその野蛮人の悪が第二次世界大戦を引き起こしたとも言えます。イラク派兵が国際情勢を悪化させ、世界中でテロの起きる世界テロ大戦の引き金にならないとは言えません。
  しかし、一国の政府が、自国の国益を犠牲にして世界全体の利益を優先させた政策を採ることは難しいと言わざるを得ません。要するに人はみな自分がかわいいわけです。それゆえ、国連などの国際的な組織が必要になります。やはり、日本の政策はアメリカ追従ではなく、国連尊重であるべきだと思います。最近では、国際刑事裁判所がスタートしています。2003年12月の時点では、92カ国が規定を批准しています。世界議会はまだ具体的な動きはありませんが、その運動は一部で進められています。

                                                          鈴木俊雄

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http://www.w-g.jp/index-j.htm

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